樺沢紫苑先生の最新作
精神科医が見つけた 3つの幸福
『幸せになるための実践的なガイドブック』とはじめに記されている通り、何をすれば幸福を得られるのか具体的な方法を教えてくれる本です。
◆幸福の正体は脳内物質
幸福は定義できないものではなく
幸せだと感じているときに出ている脳内物質が分泌されている状態。
幸福感を構成する主な脳内物質の
の3つに注目し、良い感じで分泌するTODOが紹介されています。
◆優先順位がある!
セロトニン的幸福=健康
オキシトシン的幸福=つながり 人間関係
ドーパミン的幸福=お金 成功
健康>つながり 人間関係>お金 成功
の優先順位厳守が幸福になるためのポイント!
お金が欲しい!あのネックレスを買ってもらいたい!ドーパミン的幸福を真っ先に目指してしまいがちな日々。しかし、憂鬱な気分が晴れなかったり(健康じゃない)、人間関係でトラブルがあったり(つながりが満たされていない)と欲しいものを手に入れても幸せになれないし、そもそも手に入れるための力が出ない。頭が濡れたあんぱんマンみたいなものです。
幸せになりたい!今、幸せじゃない…。そんな状況ならまずはセロトニン的幸福を築くことが必要だと理解しました。
◆セロトニン的幸福があれば次に進める 体と心が健康だと元気で明るい気持ちになる! プラス お金や成功を得るために必要なパフォーマンスが圧倒的に高まる。 給料を上げる!欲しいネックレスをもらう!ためにはセロトニン的幸福を得ることから始めるべきだったのです。 ◆3つの幸福 実践編 ① 目標は毎日見ると圧倒的に達成しやすい。 セロトニン的幸福 オキシトシン的幸福 ドーパミン的幸福 それぞれ3つずつ頻繁に見るところに書いて、ほぼ毎日何回も見るようにしています。 セロトニン的幸福の項目は ・週3は23時までに寝る ・特別な何かがらなければほぼ毎日朝散歩する ・雨が降っていない、用事がなければ自転車に週180分乗る と、ゆるめに達成レベル目標を設定しました。 ② ドーパミン的幸福は劣化しやすいので制限する ドーパミン的幸福は、「もっともっと」とさらに強い報酬を脳が求めてくる。 パレスホテルでマロンシャンティイ付きティータイムプランを楽しんだのに、今度はウェスティン東京のランチブッフェに行きたくなる。 有給をもらってお酒を飲みに行ったら、何度も何度もやりたくなる。 しかも、何度も繰り返すと幸福感が減ってしまう。 制限することで楽しいと感じる能力が復活し、幸福度や満足度がアップする。 制限しないと依存症になりやすい。 と記されていたので、お酒を飲みに行くことを自分で決めた条件を達成したときに制限をしています。 わかりやすく具体的なTODOで 何をすると幸福物質が分泌されるか、幸福を盤石なものにできるか手取り足取り教えてくれる1冊。 読んでいるだけでわくわくしてくる本です。